巻き爪と陥入爪
巻き爪と陥入爪は似ているようで少し違います。
- 高齢者
- 歩き方
- 足の変形(外反母趾など)
- 靴(パンプス・ヒール)
- 若者
- 強い運動負荷
- 深爪
- 体重
巻き爪とは
巻き爪とは、足の指にある爪の両端の先端部が、大きく内側に弯曲した状態を言います。負担のかかりやすい親指の爪が巻き爪になることが多いのですが、その他の指の爪もなることがあります。
爪は、もともと緩やかに弯曲しています。足の指からの力に対するカウンターとして爪がありますが、足趾の変形などで、きちんと足の指を使って歩けていなかったりすると、爪はどんどん弯曲してしまいます。
これが爪が巻いてくる原因になります。足の変形が出てくる中高年から高齢者に多くなります。
正常な爪の状態と巻き爪になりやすい状態
<正常な状態>
正常な状態でも爪には内側に巻く力が加わっている。歩くことで地面からの圧力が爪を広げる力となり、爪の形を保っております。
<巻き爪になりやすい状態>
- 巻く力が強い
窮屈な靴や合わない靴など
- 広げる力が弱い
浮き指や寝たきりの状態など
- 不均衡
外反母趾など
陥入爪とは
陥入爪は、両端のみ巻き込んでおり、深爪の習慣があるかたに多いです。
進行すると、肉の部分に曲がった爪がどんどん食い込み、次第に激しい痛みを引き起こすようになります。さらに、曲がった爪に巻き込まれた皮膚が化膿してしまい、歩くことが困難になる場合さえあるのです。
また、痛みから足をかばおうと、いつもとは違った歩き方をしてしまうために、足首や膝、腰にも負担がかかり、捻挫や膝痛、腰痛の原因になるケースもあります。深爪や運動をする若者に多い傾向があります。
当院でできる主な巻き爪治療
巻き爪の治療方法
①矯正具を装着する方法
②ワイヤーを留置する方法
③プレートを接着する方法
長所 | 短所 | |
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巻き爪マイスター |
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VHO(3TO) |
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マチワイヤー |
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ポドフィックス(3RO) |
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1:保険診療
- コットン法:爪と足趾の間に綿花を挿入します。
- テーピング法:足趾にテーピングして爪による痛みを緩和します。
- 部分抜爪(無麻酔・伝達麻酔):痛みの緩和を目的に一部の爪を除去します。
- 指導:歩行指導やストレッチ指導などを行います。ぶっちゃけ無料です。
2:自費診療
- マチワイヤー:爪先に小さい孔を開け形状記憶の超弾性ワイヤーで矯正します。
- ポドフィックス:爪の短い場合などに、爪の上にプレートを貼付し矯正します。
- 巻き爪マイスター:爪の長さが十分ある場合に、爪先にフック付コイルを取り付け矯正します。
当院でできる主な陥入爪治療
1:保険診療
- コットン法:爪と足趾の間に綿花を挿入します。
- テーピング法:足趾にテーピングして爪による痛みを緩和します。
- 液体窒素冷凍凝固:血管拡張性肉芽種が合併している際に行います。
- ステロイドの外用:血管拡張性肉芽種が合併している際に行います。
- 抗生剤の内服:細菌感染を併発している際に投薬します。
- 部分抜爪(無麻酔・伝達麻酔):痛みの緩和を目的に一部の爪を除去します。
- 陥入爪手術(フェノール法):積極的には行わず、最終手段として行います。