ごあいさつ
当院のホームページをご覧いただき、ありがとうございます。
2022年7月に阪急 川西能勢口駅すぐのラソラ川西(旧モザイクボックス)で「ことぶき皮ふ科クリニック」を開院させて頂くことになりました。
私は大阪大学第二外科で2年間研修を積んだのち皮膚科の道に進み、大阪大学を中心に約20年間、皮膚科医師として研鑽を積みました。国内留学した都立墨東病院で皮膚科救急や手術、創傷管理、フットケア、膠原病診療の基礎を学びました。大学院では創傷治癒・線維化の研究や色素細胞・メラノーマの研究を行い、博士号取得後に、2年間米国国立衛生研究所(NIH)に留学いたしました。帰国後は、市立池田病院皮膚科で副部長として勤務し、大阪大学に戻ったのちは、副病棟医長・病棟医長・診療局長を歴任し、初診外来のほか膠原病外来、フットケア外来、褥瘡外来をしながら、若い皮膚科医師の育成、大阪大学の学生の教育を行って参りました。
母親の実家が高知県四万十町で、高知県で生まれ、その後はずっと西宮で育ちました。小さい頃は、四万十川で泳いだり、山菜をとったり、アケビを食べたりと自然の中で育ちました。小学校からは野球にハマり、朝から晩まで野球をしたり、高校野球を観て過ごしました。両親は巨人ファンですが、私は宮っ子なので、セ・リーグは阪神、パ・リーグは阪急を応援していました(今も応援しています)。結婚後に、妻の実家のある川西市に移り住んで20年になります。なかなか出来ないで苦労した時期もありましたが、子供に恵まれ、現在5児の父親でもあります。子供たちは皆、川西で生まれ、川西で育っています。自然に囲まれ、人生の約半分を過ごしたこの地で、医師としての残りの人生を全うしたいと思い、ここ川西でクリニックを開院させて頂くことにいたしました。
お一人お一人に寄り添った説明、治療を心がけて、より良い医療を提供できるよう、スタッフと共に精進して参ります。皮膚のことでお困りことや分からないことがありましたら、お気軽にお尋ねください。どうぞ宜しくお願いいたします。
ことぶき皮ふ科クリニック
院長 壽 順久
経歴
- 2001年 大阪大学医学部附属病院 外科系研修医
- 2003年 大阪大学医学部附属病院 皮膚科 医員
- 2005年 東京都立墨東病院 皮膚科 医員
- 2012年 大阪大学大学院 医学系研究科 内科系臨床医学専攻 博士課程 卒業
- 2012年 大阪大学大学院医学系研究科 皮膚科学教室 助教
- 2013年 Postdoctoral fellow / National Cancer Institute / National Institutes of Health(NIH)
- 2015年 市立池田病院 皮膚科 副部長
- 2016年 大阪大学大学院医学系研究科 皮膚科学教室 助教(学部講師)・病棟医長
- 2017年 大阪大学大学院医学系研究科 皮膚科学教室 助教(学部講師)・診療局長・副科長
- 2020年 大阪市立大学大学院医学研究科 皮膚病態学講座 非常勤講師(兼任)
- 2022年 大阪大学大学院医学系研究科 皮膚科学教室 講師・診療局長・副科長
所属学会
- 日本皮膚科学会
- 日本研究皮膚科学会
- 日本臨床免疫学会
- 日本アレルギー学会
- 日本皮膚免疫アレルギー学会
- 日本フットケア・足病医学会
- 日本褥瘡学会
- 日本皮膚悪性腫瘍学会
活動
- 日本皮膚科学会 創傷・褥瘡・熱傷ガイドライン策定委員
資格
- 日本皮膚科学会認定 皮膚科専門医・指導医
- 日本フットケア・足病医学会認定 フットケア指導士
- 日本静脈学会認定 弾性ストッキング・圧迫療法コンダクター
- 医学博士(大阪大学)
主な著書
- 今日の皮膚疾患治療指針 第5版 医学書院 下腿に潰瘍を生じる疾患
- 皮膚科 膠原病 皮疹から全身を診る 中山書店 抗TIF1抗体、関節リウマチの皮膚潰瘍
- 愁訴から考える皮膚疾患ベストプラクティス メディカルレビュー社 口が渇く シェーグレン症候群を見逃さない
- Medicina 医学書院 皮疹はこう見る,こう表現する -凍瘡-
主な論文
1. Myxovirus resistance protein 1-expressing fatal myocarditis in a patient with anti-MDA5 antibody-positive dermatomyositis., Rika Sakamoto, Yorihisa Kotobuki et.al., Rheumatology, 2021
2. Transcriptional intermediary factor 1 (TIF1) and anti-TIF1γ antibody-positive dermatomyositis., Yorihisa Kotobuki, et.al, Immunological Medicine, 2020
3. Achievement of remission with surgical resection of a lung adenocarcinoma without systemic treatment in a rare case of anti-TIF1-gamma antibody-positive dermatomyositis., Kyoko Tonomura, Yorihisa Kotobuki, et.al., Journal of Cutaneous Immunology and Allergy, 2020
4. Deconstructing the role of the ECM microenvironment on drug efficacy targeting MAPK signaling in a pre-clinical platform for cutaneous melanoma., Benjamin H Blehn, Yorihisa Kotobuki, et.al., Biomaterials, 2015
5. Periostin accelerates human malignant melanoma progression by modifying the melanoma microenvironment., Yorihisa Kotobuki, et.al., Pigment Cell & Melanoma Research, 2014
6. Periostin Facilitates Skin Sclerosis via PI3K/Akt Dependent Mechanism in a Mouse Model of Scleroderma., Lingli Yang, Yorihisa Kotobuki, et.al., ProS One, 2012
7. Periostin, a matricellular protein, accelerates cutaneous wound repair by activating dermal fibroblasts., Yorihisa Kotobuki, et.al., Experimental Dermatology, 2012
8. Dysregulation of melanocyte function by Th17-related cytokines: significance of Th17 cell infiltration in autoimmune vitiligo vulgaris., Yorihisa Kotobuki, et.al., 2012